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活動報告

| 開催日時 | 2024/07/24(水) |
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| 会場 | オンラインセミナー |
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2024年7月24日、アユダンテ株式会社の畑岡大作さん、西村彰悟さんによるセミナー「GTMでSPAの計測を行うために必要な基礎知識 ~よくある問題と解決策~」を開催いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
レポート執筆:大内範行(a2i代表)
今回のセミナーを企画したのは、Yuwai株式会社代表の田中広樹さんです。
まずは田中さんのコメントです。
「とても複雑で一筋縄ではいかないSPAについて、できるだけ分かりやすくお話しいただけたかと思います。正直いうと「SPAで構築されているWebサイトとは関わりたくないな」と思ってしまった印象が強いです(笑)
ですが、WebサイトにおけるSPAの採用からは避けて通れないので、難しいものは難しいものとして受け止めた上で、真っ向から受け入れてやれることをやるだけとも強く思いましたし、お二方のお話を踏まえて今後どうするべきかを考える良い機会にもなりました。」
今回のセミナーテーマは、シングルページアプリケーション(SPA)でした。
統計データは世に出ていない(少なくとも生成系AIは知らない)ようですが、近年SPAの導入は増えています。
SPAの導入が進む背景には、ページ遷移の高速化などメリットがあるからですが、しかし、GA4や広告計測の面では問題が多く、深い技術的理解がないとうまく計測できません。
かつて、ページ表示高速化の技術として、AMP(Accelerated Mobile Pages)という手法がありました。思い出深いですね。
あのAMPもやはりGAの計測には問題を抱えていましたが、それでもGoogleから専用タグとガイドが提供されたと記憶しています。
今回のSPAの直面する課題は、そのAMPの比ではありません。
まず、SPAはJavaScriptでの実装になるため、得られる結果や見た感じは同じでも、実装方法はサイトごとに多様に存在してしまっています。つまりベストプラクティスと言われるやり方がなく、計測タグを導入する技術者は、サイトごとに確認し、ケースバイケースで対応していく必要があるのです。
さらに言えば、GTMのプレビューモードでも正確な動作が事前に確認できないケースがあり、そのような場合は、実装した上で実際の送信データをChromeのデベロッパーツールや、GA4のDebugView画面でチェックする必要があるのです。
まあ、ここまでの概説でも、設定の壁の高さにくらくらと目眩がしますが、問題は今回の講師のお二人のように、対処方法を正確に把握している方がなかなか存在しないという点です。
サイト制作会社の多くも、SPAでサイト構築はできても、これだけ複雑な計測の問題を十分に解決できる方は少ないでしょう。
本セミナーは、SPA計測方法の永久保存版と言い切ってよいと思います。ケース別にわかりやすく、対処方法を詳細に解説していただきました。
このやっかい極まりない問題にあえて光を当て、確かな道筋を見せてくれたのです。企画した田中さん、講師の畑岡さん、西村さんのお三方には頭が下がる思いです。深く感謝したいと思います。
a2i会員の方で、SPAサイトの計測に対応する方は、ぜひアーカイブ動画をご覧いただければと思います。
実装にあたって、きれいな解決策は今のところありません。地道にSPA実装の状況を調査確認し、対処していくしかありません。難しいぞとなれば、やはり本当に詳しい方にお聞きするのが賢明です。
※このコラムを書いている大内は、講師のお二人と会社の同僚です。本来敬称を省くべきですが、活動報告の性格上、外部の立場で執筆させていただきました。ご了承ください。
▼有料個人会員、有料法人会員は、このアーカイブ動画を視聴できます。(2025年7月24日まで)
西村 彰悟氏(アユダンテ株式会社)
畑岡 大作氏(アユダンテ株式会社)
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