活動報告

開催日時 2024/06/26(水)
会場 オンラインセミナー

2024年6月26日、運営堂の森野誠之さん企画によるセミナー『【スタートアップと地方企業のCRM活用事例】測りすぎ?測れてない?どっちでもいいからデータを使って売上アップを!』を開催いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

レポート執筆:いちしま 泰樹

第一部の瀬川様のセッションでは、データドリブンマーケティングとCRMの重要性についての話でした。序盤ではデータの可視化がマーケティング戦略の最適化に欠かせないとし、いくつかの広告施策経由の受注率の違いを例に挙げながら、データを基にした効果測定の重要性を示しました。またCPA(顧客獲得単価)の最適化を通じて企業がどのチャネルに予算を投入すべきかを判断できるようになるといった例も紹介されました。

インサイドセールスとリード管理の効率化についての説明では、データを活用してリードの優先順位を付けることで効果的なフォローアップが可能になるとのこと。受注数の逆算と目標設定の方法についても触れ、具体的な計画立案の重要性を強調しました。

CRMとBIツールの統合は、リアルタイムのデータ分析により迅速な意思決定を促します。データの限界を理解した上で実践的にデータを活用することで、データドリブンな戦略が企業の持続的な成長に繋がるとして話を締めました。

第二部の稲葉様は、ウェブ制作やマーケティング支援を行う中で見える、小企業向けのCRM戦略についての話でした。冒頭で旅館でのCRM導入事例として、既存顧客データを活用したメールマーケティングにより50%近い開封率と140万円の売上を達成したことを挙げます。これは小さな会社でもデータ活用から大きな成果を上げられることを示しています。

稲葉様も同様に、データの可視化と意思決定の重要性を説きました。データを元にリードを評価してすぐの対応が必要なリードと中長期的に育成すべきリードを区別することで、フォローアップの効率化を図れます。リードの獲得から受注までのプロセスを、展示会など各種チャネルを活用して戦略的に設計する重要性も指摘しました。

CRM導入の課題としてシステム選択とデータ入力の管理を挙げました。それらはクラウドベースのCRMを活用することでコストと労力の削減につながり、効率的な運用ができると指摘します。そして情報の一元管理によって効率的なマーケティングと営業活動を実現できるというものです。

最後に、データを資産と捉えて効果的に管理し活用することで企業の持続的な成長につながるとして、第二部の話を締めました。

瀬川様も稲葉様も、共に「データの可視化が意思決定につながる」点を挙げていました。企業の規模にかかわらず、顧客データの管理と活用を適切に行うことで持続的な成長につながるという共通したテーマが流れていたセミナーでした。

▼有料個人会員、有料法人会員は、このアーカイブ動画を視聴できます。(2025年6月26日まで)

出演講師

瀬川義人

瀬川 義人

DIGGLE株式会社
マーケティング

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