【活動報告】a2i@名古屋「ウェブ関係者必見 すぐに使える!アナリティクス活用」(2014/6/19)

2014年6月19日に、株式会社アクアリング協力のもと、a2i@名古屋セミナー「ウェブ関係者必見 すぐに使える!アナリティクス活用」が開催されました。

今回は3部構成で3名の講師にご登壇頂きました。企業をサポートするコンサルタントとして活躍する村上 佐央里氏。ヒートマップの活用事例として株式会社ギャプライズの岩本 庸佑氏。企業のウェブ担当者視点の事例をお話し頂いた株式会社コメ兵の藤原 義昭氏です。

「すぐに使える!」がテーマで、企業事例、ツール活用、分析視点など内容は多岐に亘りました。セミナー後の懇親会は、大分や岡山からの受講者も参加され、講師陣との親交を深めることができたのではないでしょうか。

 

第1部:成果を上げるためのサイト構造・コンテンツ改善~簡単なアクセス解析から改善点を掴む~

WEBコンサルタント 村上 佐央里 氏

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村上 佐央里 氏は、昔は集客で訪問者を増やせばよかったが、今は集客チャネルも増え、競合も増えてきたので、ランディングページやコンテンツ閲覧が重要になってきたと言います。つまりサイト構造とコンテンツが重要だという話でした。

事例では、ユーザーを検索キーワードとランディングページから幾つかに分けました。そしてそれらのセグメントの反応と成果を確認します。そのサービスのメリットを知らない人に、それを伝えられていないのではないか、また、コンテンツは用意しているが見られていないので、グローバルナビのラベルの変更が必要ではないかと考えた事例でした。

構造で重要なのは、ユーザーモデル別に見せたくない(無駄な)ページに誘導させないこと。あとは少ない選択肢の中で兆しを示すことだといいます。一方、購買意欲を引き上げるコンテンツはお客様インタビューと会社概要だといいます。短いお客様の声を多数載せるよりも長いインタビュー記事が効果は高いということでした。


第2部:ページ内分析で加速度的に改善施策が設計可能なヒートマップツール

株式会社ギャプライズ 岩本 庸佑 氏

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岩本 庸佑 氏は、ヒートマップツールの仕組みを押さえた上で、どのように活用したらよいのかまでカバーして頂きました。解析系のツールは問題のページや異常値発見などに有効ですが、ヒートマップツールはユーザーがページのどこを見ているか、どこを見ていないかということを理解するのに適しているといいます。

多くのツールで提供しているのは、マウスの動き、クリック、スクロール、注視の4つが分かるレポートとのことです。マウスの動きを捉える理由は、マウスの位置がユーザーの見ている箇所というのが前提、つまりマウスの動きを追うことで、そこが実際に見ている箇所だとする仕組みとのことでした。

運用サイクルとしてはテストをしながらその理由を知見にしていくことが重要だと言います。見られているけどスクロールで到達されていないところ、集中閲覧部分、空クリック(反応が無い箇所をクリックすること)されている画像を改善に役立てるとよいと言います。

事例では、関連記事に回遊させたいのに回遊していないページで、スクロールされていないことがわかったので、関連記事が下にあったのを右上に場所を持っていくとよいのではないかと改善提案をしたケースなどを紹介して頂きました。


第3部:リアル店舗とECを使ったオムニチャネルのKPI設計

株式会社コメ兵 藤原 義昭 氏

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コメ兵は創業67年の中古品小売の会社で、ターゲットは富裕層、扱い商品はファッション系が殆どだといいます。藤原 義昭 氏の話は、トップダウンでオムニチャネル化を推進するにあたって行ったIT投資、スタッフの配置、KPIと評価制度の一致といった全てが繋がって成功に導いた企業事例でした。

実施したIT投資は、顧客情報の一元化、在庫情報の一元化、実店舗へモバイル端末配布などでした。また組織横断的スタッフの配置も行い、さらにオムニチャネルでないと実現できない販売の方にも売上予算を付け、それも評価に組み入れた仕組み作りが重要だったと話します。

もちろんオムニチャネル化した成果はあがりました。コメ兵ならではの成功要因もあるようですが、受講者の方にも参考になったのではないでしょうか。


参加者の声

【男性 役員】
ヒートマップ計測にもいろいろな種類があることがわかって良かった。オムニチャネルの話、特に在庫の一元管理が重要かつ難しい(お金がかかる)現実が分かって良かった。

【男性 一般社員】
講師の説明、特に岩本さんのプレゼンテーションが分り易く、興味・関心を持つことができた。また、コメ兵の藤原さんも自社の状況・取り組みを惜しみなく開示していただき、非常に勉強となった。

【男性 一般社員】
・業務への直結度の高い内容だったこと
・内容の組み合わせ。成果を上げるという目的を、別々の視点から学ぶことができたこと
・各セミナーの内容については、事例等が具体的でイメージがしやすい内容だったこと
・場所が駅や会社から近く、行きやすかったこと