【活動報告】特別セミナー「成果を上げる!ユーザー単位データの定性的な分析手法」(2017/8/23)

2017年8月23日に、特別セミナー「成果を上げる!ユーザー単位データの定性的な分析手法」が開催されました。

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株式会社ビービットの生田 啓 氏と三宅 史生 氏、株式会社エステティクスの高橋 秀典 氏をお招きし、ユーザー単位データの定性分析について、具体的な手法や活用事例を交えながら紹介して頂きました。

今回は二部構成で、第一部は生田氏から「ユーザー単位データの定性分析手法と成功事例」と題して、第二部は高橋氏の発表を中心に三宅氏が補足質問する形式で「売上140%を実現!定性手法によるコスメECサイトの改善事例」と題して講演していただきました。第一部が理論編であるとすれば、第二部が企業事例編ということです。

第一部は3つの章から構成されていました。「デジタル行動観察とは」で概要を解説し、「デジタル行動観察の実践手法」で実際にどのように行うのかを解説し、「デジタル行動観察を行うツール」でどのようなツールが使えるのかという話でした。

概要解説では、なぜ定量分析だけでなく定性分析が必要なのかという話から始まります。分析でよくあることとして、相関関係があることと因果関係を混同したため、成果に結びついているように見えるページに無理やり誘導する施策を実施し誘導できても成果が向上しなかった例を挙げます。定量分析では因果関係の理由を理解することが難しいので、そこで一人ひとりの行動観察が活きてくるということです。定量と定性とを組み合わせて因果関係をつかめるようにするとよいとのことでした。

どのように実践していくのかという実践手法は4つのステップで行う方法が紹介されました。課題に応じた適切なユーザーを抽出し、一人ひとりのデータを観察し、行動の解釈を行い、定量データに戻って裏付けをするというステップです。行動解釈のステップでは、ユーザーをよく知る人と一緒に行動観察データをみるとよいといった、それぞれの段階の重要なポイントにも触れていました。

企業事例の第二部では、カラーコンタクトレンズをメイクアップ製品のプロダクトとしてラインナップしたコスメティックブランドのDAZZSHOP(ダズショップ)が題材です。高橋氏はとてもGoogle アナリティクスなどを利用して分析している時間も熱意も持てないものの、数字以外にも実際にお客様がサイト内の行動をどのように経て購入に至ったのか可視化してみたいと思っていたといいます。

定性分析を行ったメリットは、目に見えない課題を検知する可能性が高まることです。実際に一人一人のお客様が、どうやって購買に至るように行動しているのか、また何故そういう動きをしているのかを仮説を立てながら見ることから始めたそうです。そしていくつか実際の改善事例を紹介して頂きました。今では毎朝30分は最低でも管理画面をチェックし、なるべく多くのお客様の行動を分析しているとのことでした。


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参加者の声

【女性 一般社員】
明日から具体的に実践出来るようなお話だった。相関と因果、定性の裏付けが定量という根本的な考え方がよく分かった。

【女性 一般社員】
相関と因果の違い、データとリアルの使いどころなど、分析側の視点でご説明いただけたこと。

【男性 一般社員】
デジタル行動観察の実践的な方法が聞けたことがよかった。

【女性 部長】
第一部で、分析手法について具体的なやり方まで教えていただいた点がよかった。

【男性 一般社員】
定量と定性の違いや重要性を理解することができました。